当院の小児歯科の特徴

6つの特徴

女医による親しみやすく怖くない対応

お子様にとって、たとえ検診でもはじめての病院は不安や恐怖感でドキドキするものです。
保護者の方にとってもお子様が泣いてしまうかもと不安なもの。
特に低年齢だとお子様が泣いてしまうのはごく自然なことですので、心配せずお越しください。
泣くお子様の対応は慣れています。年齢や個性に合わせた声かけや接し方をして対応いたします。
お子様と保護者の方の不安に寄り添い、笑顔になれるよう会話を大切に、温かく親しみやすい雰囲気作りを大切にしております。

歯科では音がしたり、水が出たり、風が出たりする道具があるので、苦手なお子様は泣かずに怖くなく、納得して治療に向き合えるように理解できる年齢になったら道具に慣れるよう練習いたします。
なるべく痛みがないように、泣いて治療することになっても本人や保護者の方の頑張りを応援し、一緒に乗り越えていけるようサポートいたします。

根拠のある確実な診断と治療

乳歯から永久歯交換にかけてその年齢、その段階特有のお子様ならではの疾患があります。
今後起こりうる疾患を発見、予測すること。悪化を未然になるべく防ぐために介入するタイミングを間違えないことが重要です。
低年齢から継続して拝見することで、変化の早いお子様ならではの疾患を発見し悪化を防ぐことができるように、虫歯発見だけではない視点で定期検診をいたします。

乳歯や生えたばかりの永久歯の虫歯治療は大人の治療と考え方が違います。
小児歯科ならではの根拠に基づいた適切な治療を行います。
そのうえで家庭環境や食生活、性格等も考慮し、お子様に適した治療を提案いたします。

オーダーメードの虫歯予防対策

感染予防

虫歯は感染症です。生まれてから3才ごろまでに養育者から感染することが多いので、感染させにくくするアドバイスをいたします。
養育者が虫歯を治療し、定期的なクリーニングを受けることも重要です。

食生活

虫歯予防に一番大切なのは食生活です。なるべく砂糖の少ないおやつを選びましょう。
食事の取り方やおやつの選び方、食べるタイミングや回数など虫歯になりにくいものになるよう改善点、注意事項を探します。

なりやすい場所を減らす

歯の溝は細く入り組んでおり奥まで歯ブラシが届きません。
虫歯になる前に溝にシーラントというお薬を入れて、お掃除しやすく食べ物が入っていかないようにすることをお勧めします。
歯並びを良くすることも虫歯予防につながります。

歯磨き指導

3才になったころから自分磨きの習慣をつけていきましょう。そのあと必ず大人の方の仕上げ磨きが大切です。
お子様に合わせた磨き方の指導、注意すべきポイントをお伝えいたします。
いずれは自分だけで磨けるようになる必要がありますが、高学年まで歯の生え変わりが続きます。
磨きにくい場所は多いので仕上げ磨きを継続するのが望ましく、歯肉炎対策にもなるため、学年が上がっても磨いてあげましょう。お子様に適したケアグッズもお勧めします。

フッ素塗布

歯が生えてきたら定期的なフッ素塗布をお勧めします。
歯を強化し虫歯になりにくい歯に育てます。
歯科医院のフッ素塗布、自宅でのフッ素入り歯磨き粉の併用でより予防効果が上がります。
ただし、食生活で甘いものが多いとフッ素の予防効果より虫歯進行が勝つことがあります。

PMTC

歯ブラシで100%汚れを落とすことはできません。
定期的に自分で取れなくなったプラークの塊(バイオフィルム)を歯科医院で落とす必要があります。
定期検診の際にはプロのお掃除をして、綺麗になった歯面にフッ素塗布を行います。

0才からの口腔育成

乳歯が生える前から、良い形態、良い機能を伴った未来のお口づくりは始まっています。
おっぱいの吸い方にはじまり、哺乳瓶の使い方、スプーンの使い方、食事の姿勢や椅子の選び方、寝かせる姿勢もお口の発育に影響します。
遅すぎる卒乳は悪い舌の癖を覚えたり、虫歯リスクを高める原因になります。
0歳から3歳の習慣や食生活は、将来の口腔環境を左右するため、とても大事な時期です。検診時の問診を参考にしながら、お口の状態に照らし合わせて指導いたします。

子供のうちにキレイな歯並びを

子供の時に矯正しておけばよかった、とおっしゃる声をよく耳にします。
マスクを外すと思っていた顔の印象と違った、という経験をすることがあるからかもしれません。
昔より口元がその人の印象を左右する時代になった今、お子様には子供のうちにキレイな歯並びを身につけてあげたいと思う保護者の方が増えています。

矯正の時期

0期乳歯列の矯正
受け口、奥歯がずれているなどの状態の矯正に適しています。
1期小学生の頃の矯正
歯並びがガタガタ、受け口、出っ歯、前歯が噛んでいない、下の前歯が見えないなどの状態の矯正に適しています。
2期全て永久歯になってからの本格的な矯正

当院では1期治療に力を入れています。

子供の頃に治療しておけば少ない負担で改善する症状が大人になってから治療すると大掛かりな治療が必要になることがあります。
当院では、そのまま放置すると悪化するお子様の歯並びを正しい発育、成長の方向へ軌道修正させることで、できる限り良い歯並びにしたいと考えております。

正しい飲みこみ、正しい呼吸

お子様が何かに集中している時、寝ている時などお口がぽかんと開いたままになっていませんか?

お口ポカンの人は舌の位置も悪くなっていて、飲み込みに癖がある方が多いようです。
食事に時間がかかったり、食べ物をこぼしたり、音がしたりします。

口呼吸の悪影響

  • 歯並びの悪化
  • 口臭
  • 虫歯
  • 歯肉炎
  • 歯の着色
  • 唇の乾燥
  • 風邪をひきやすい
  • 集中力低下
  • 運動能力低下
  • 締まりのない顔で、見た目で損する

歯は筋肉に囲まれています。低年齢から正しいお口周りの筋肉の使い方が身についていないと、歯並びが悪化します。
矯正装置で並びはきれいになってもそれを維持するのは自分の口の周りの筋肉です。
口呼吸ではなく鼻呼吸に変えていく必要があります。
鼻で呼吸をして舌を正しい位置に置く、口は閉めていられるように指導します。